安眠をもたらすCBDなのに、副作用として「眠気」があるのはなぜ?
最近SNSなどで“よく眠れる”と話題になっている「CBD」を知っているでしょうか?
このCBDが不眠症などに効果が期待できると言われている反面、副作用には“眠気”が見受けられます。一体どういうことなのでしょうか?
この記事では、安眠をもたらすと言われるCBDにある副作用「眠気」について、その疑問を徹底解説します。
・CBDとは?
・どのような場合に眠気の副作用が起きるのか
・日中は使用出来ない?摂取の目安
・眠気以外の副作用
・CBDの商品
・CBDはどこで買えるのか
目次
植物由来の天然成分「CBD」とは?
CBDとは、“カンナビジオール”という大麻草に含まれる植物由来の天然成分のことをいいます。
このCBDには、私たちにとって嬉しい効果が数多くあります。
不眠解消 | 偏頭痛の緩和 | ストレスの緩和 | リラックス効果 | 炎症やかゆみの抑制 |
PMS緩和 | うつなどの精神疾患 | 鎮痛効果 | 抗酸化作用 | 抗菌効果 |
全てを挙げきれないほど様々な効果が期待されている、今大注目の成分なのです!
摂取する量や時間帯によっては「眠気」が副作用に
CBDには、脳内の“セロトニン”という気分を安定させたり、集中力を高めたりする物質の受容体を活性化することで、リラックス効果や不安、痛みなどを和らげる=「安眠をもたらす」効果が期待されています。
しかし、反対にCBDの副作用の1つに「眠気」が挙げられます。
これは、CBDは自然植物から作られた成分のため、同じ量を摂取しても反応は個人差が大きいというところにあるでしょう。適量は人によってさまざまなので、少量で高い効果を認める人もいれば、そうでない人もいます。
そのため、摂取する量や時間帯によっては「眠気」が副作用になることがあるのです。
どのような場合に眠気の副作用が起きるのか
CBDには、次の二相性の効果があると言われています。
少量の摂取:マイルドな覚醒効果を示し、日中は頭が冴える。
高容量の摂取:リラックス効果をもたらす。
しかし、目安はあるものの、この適量が人によって反応が違ってくるため、“夜にリラックス効果を期待し高容量摂取したのに、覚醒効果を示してしまい眠れなくなる”などの現象が起きてしまうことがあります。
睡眠薬や睡眠導入剤とは異なる、眠気をもたらす働き
「眠くなるってちょっと怖いかも…」そう思われる方もいるでしょう。
しかし、CBDは睡眠薬や睡眠導入剤とは眠気をもたらす働きが異なるのです。
睡眠薬や睡眠導入剤などは、脳の機能を低下させたり、睡眠作用のある神経伝達物質の働きに関わるなどし、眠りをもたらすというメカニズムになります。
一方でCBDは、私たちの身体に備わるECS(エンドカンナビノイドシステム)という睡眠を促す機能を、CBDで整えることで安眠効果に繋げていきます。
したがって強制的に眠りを誘発しているわけではないので、睡眠薬や睡眠導入剤とは働きが異なってきます。
地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能のこと。
これによりカンナビノイド受容体と直接相互的に働く仕組み。
ストレス等の原因によりこのECSの機能が低下していき、“カンナビノイド欠乏症”というカンナビノイド不足に陥ってしまうのです。
そしてこのカンナビノイド欠乏症により、眠れなくなるなどの身体への不調をきたしてしまうのです。
しかし、そこでCBDを摂取することで身体の中にカンナビノイドを補充し、カンナビノイド欠乏症を改善することで、身体本来の睡眠機能を取り戻していくことができるのです。
副作用で眠くなるなら日中は使用出来ない?摂取の目安もご紹介
摂取量と摂取時間を調節すれば、自分の適量を見つけることが出来ます。ただ多く摂取すれば効果が高いというわけでもないのです。
そのためにはまずは少量から摂取を始め、慣れてきたら徐々に摂取量を増やしてみましょう。
摂取の目安
CBDを5~10mg、1日1回摂取し、これを数日~1週間続け効果を確認します。
身体にいい兆候が見られれば使用を継続し、量も徐々に増やしてみましょう。
もし悪い影響があれば使用をやめ様子を見たり、CBDの種類の変更を検討すると良いでしょう。
不眠の方はリラックス効果が得られる量を把握し、その量を夜間に用いてみましょう。
不安な方は、お休みの日にゆっくりと自分に合った摂取量を見極めるでもいいですし、自分で自分に合った摂取量を見つけていきましょう。
眠気以外の副作用もチェックしておこう
基本的にCBDにはほとんど副作用はないと言われています。
WHO(世界保健機関)の報告書でも、
一般的に良好な容認性がある
出典:カンナビジオール(CBD)事前審査報告書/世界保健機関(WHO)薬物依存に関する専門委員会(ECDD) 第39回会議
との結果が出ており、安全な成分だとわかります。
しかし、どんな薬やサプリメントにも少なからず副作用はつきものです。
・口の渇き ・低血圧 ・離人感
・倦怠感 ・めまい ・多動
・軟便 ・イライラ ・頻脈
注意点
副作用は、用法・容量を守らず過剰摂取する、商品の調達元が不明な場所で購入する等が原因になる場合があるので注意しましょう。
他にも処方薬を服用している方は、薬の成分とCBDが薬物相互作用を起こす場合があるので、CBDを摂取する前に必ず医師、または薬剤師に相談をして下さい。
CBDグミ?CBDオイル?CBDの商品は多種多様!
グミ
SNSなどでよく見かけるのがCBD配合のグミです。
食べ方は簡単!いつでもどこでも好きな時にサっと口へ運ぶだけで手軽にCBDが摂取出来ます。
味も甘く、食べやすいことが特徴ですが、ついつい食べ過ぎると副作用が出てしまう場合もあるので摂取量には気を付けましょう。
製品によって濃度は様々ですが、高濃度なものは車を運転する際などは避け、少量から試してみてください。
効果時間は口から摂取するグミやカプセルのものは、ゆっくりと身体に吸収されるため最大12時間と長めになります。
オイル
実は一番ポピュラーなものがCBDオイルです。
オイルはスポイトがついており、自分で好きな量を調節して摂取することが出来るのが特徴です。
摂取方法が少し変わっており、舌を上に持ち上げて舌の下にオイルを垂らし、約60秒溜めてから飲み込む舌下摂取という方法です。
こちらは口内の毛細血管に浸透しやすく効率的に摂取することができ、効果時間は約8時間持続すると言われています。
リキッド
リキッドタイプはvapeや専用のヴエポライザーにCBDリキッドをセットし吸引するものです。
色々なフレーバーが出ているので気に入ったものを探してみてください。
ただし、リキッドタイプは最も吸収が早いと言われている反面、効果時間は1時間程度と短めなので、「自宅ではオイル、外出先ではグミやリキッド」と使い分けるといいでしょう。
クリーム
CBDは保湿や炎症を抑える効果も期待されているので、かゆみや肌荒れ、乾燥などに悩んでいる方にはクリームタイプがおススメです。
肌に直接塗るタイプの効果時間は約30分~2時間と言われているので、急なかゆみなどにすぐにアプローチ出来るので小分けにして持ち運ぶのもいいでしょう。
他にも入浴剤や、お茶、アロマなど様々な商品が出ているので、自分のスタイルに合ったものをチョイスしてみましょう!
オイルだけじゃない!サプリやグミまで、豊富なCBD製品の種類
まとめ
いかがでしたか?
今回はCBDの副作用「眠気」について解説しました。
しかしCBDに依存性はなく副作用もそこまで大きくないと言われているので、用法用量を守り、間違った使い方をしなければ、安全で快適な健康を手に入れることができますので試してみてください。