CBD用語の解説
ここでは、CBDに関する用語を簡単に解説していきます。
目次
- 1 CBDに関する用語集
- 1.1 アイソレートのCBD
- 1.2 アントラージュ効果
- 1.3 医療用大麻
- 1.4 エタノール抽出
- 1.5 エンド・カンナビノイド・システム(ECS)
- 1.6 オーガニックのCBD
- 1.7 オリーブオイル抽出
- 1.8 カンナビノイド
- 1.9 カンナビノイド受容体(レセプター)
- 1.10 合成カンナビノイド
- 1.11 産業用大麻(ヘンプ)
- 1.12 CBD(カンナビジオール)
- 1.13 CBDオイル
- 1.14 CBDリキッド
- 1.15 CBDグミ
- 1.16 CBDワックス
- 1.17 GMP認定
- 1.18 植物性カンナビノイド
- 1.19 大麻
- 1.20 WHO(世界保健機関)
- 1.21 超臨界二酸化炭素(C02)抽出
- 1.22 THC(テトラヒドロカンナビノール)
- 1.23 THCフリー
- 1.24 テルペン
- 1.25 non-GMO
- 1.26 フルスペクトラム
- 1.27 ブロードスペクトラム
- 1.28 ベイプ(VAPE)
- 1.29 ヘンプ(産業用大麻)
- 1.30 ヘンプシード(麻の種子/麻の実)
- 1.31 ヘンプオイル
- 1.32 マリファナ
CBDに関する用語集
略語も多く、むずかしい言葉もありますが、正しい知識を知って安心してCBD製品をお使いください。
アイソレートのCBD
CBD以外の成分がほとんど含まれていない、高純度のCBD。CBD以外のカンナビノイド成分や、テルペン、ミネラルなどを除去しているもの。無味無臭。
アントラージュ効果
CBDと同時にCBD以外のカンナビノイド成分やテルペン、ミネラルなどの物質が体に取り込まれると、それぞれが効果を増幅させ相乗効果を起こすこと。
医療用大麻
医療に用いられる大麻製品。医療用大麻はアメリカでは30以上の州で合法化され、ニュージーランドでも利用を認められているが、日本では使用や所持は禁止されている。
エタノール抽出
麻のエキスからエタノールを使ってCBDを抽出するもの。抽出後にエタノールが残ってしまう可能性があるため、あまり用いられない。
エンド・カンナビノイド・システム(ECS)
人間に本来備わっている、身体調節機能のこと。食欲・痛み・免疫機能の調整、運動機能、神経保護の機能などがあり、細胞同士のコミュニケーションを支えているシステム。
オーガニックのCBD
化学肥料や成長促進ホルモンなどを使用せず、種子から製品になるまで、すべての製造過程で品質管理が行われた麻(ヘンプ)から、化学物質などを使用せずにCBDの成分を抽出したもの。環境に優しく、有害な化学物質を摂取する危険性を減らすことができる。
オリーブオイル抽出
オリーブオイルを使ってCBDを抽出する方法。ただし、CBDを抽出したオリーブオイルは日持ちしないため、冷暗所に保存する必要がある。
カンナビノイド
麻に含まれる有効成分で、104種類以上ある。なかでも、マリファナの主成分であるTHCと、精神活性作用がなく人間への有用性が認められたCBDが有名。
カンナビノイド受容体(レセプター)
人間の体にもともと備わっている、カンナビノイド成分を受け取る受容体のこと。
ストレスや加齢などでカンナビノイドが不足すると、さまざまな疾患につながることが分かってきている。
合成カンナビノイド
カンナビノイドの化学式を真似して人工的に作られたものを、合成カンナビノイドと呼ぶ。脱法ドラッグや脱法アロマの主成分になっていることもあるので、注意が必要。
産業用大麻(ヘンプ)
食用や、繊維をとるために栽培されている大麻。THC成分が0.3%未満の品種。
日本では、七味唐辛子(麻の種)、家畜飼料、しめ縄、相撲の化粧回し、衣料用繊維などに利用されている。
CBD(カンナビジオール)
植物の麻から採れる成分の一つ。
精神活性作用がなくリラックス効果が報告されるなど、有用性が高い。日本でも合法な成分。
CBDオイル
口から飲み、消化器官で吸収されるCBD製品。舌下摂取することで、口内の粘膜から吸収することもできる。飲用以外に、皮膚に直接塗る製品もある。
CBDリキッド
ベイプ(VAPE)など電子タバコ用の専用液。水蒸気化して摂取する。リキッドのベースはプロピレングリコールとベジタブルグリセリンが多い。ニコチンは含まれていない。
CBDグミ
手軽に食べることができるグミタイプのCBD製品。さまざまなフレーバーがあり、お菓子のような見た目。
CBDワックス
ジェル状になっており、CBDクランブル、CBDバターなどと呼ばれることもある。
CBD濃度が高いことが特徴。直接肌に塗る、舐める、吸引摂取するなど、複数の摂取方法がある。
GMP認定
GMP認定は健康食品の世界的な安全基準で、製品が体内に吸収された際の品質や安全性について厳しく定められているもの。GMPに認定されるには、原材料選びからCBD製品の製造・出荷体制に至るまで、すべての工程において適正な製造基準及び品質管理が必須になっている。
植物性カンナビノイド
植物の麻に含まれる化合物のこと。麻が紫外線などから植物自身の身を守ったり、健康を維持したりするためにカンナビノイドを活用していることが分かっている。
大麻
アサ科アサ属の植物。THC含有量が0.3%未満の品種を「ヘンプ」、THC含有量が0.3%以上の品種を「マリファナ」と呼んで区別している。
WHO(世界保健機関)
感染症の撲滅、高血圧・肥満・がんなどの疾患に関する国際的なガイドラインの作成、医薬品の適切な供給管理などを行っている国際機関。2020年現在、世界の194の国と地域が加盟している。
超臨界二酸化炭素(C02)抽出
麻からCBDを取り出すための最もポピュラーな抽出方法。
二酸化炭素に圧力を加えて流体状態にし、原料のヘンプを入れることで、CBDなどのカンナビノイド成分を抽出する。
THC(テトラヒドロカンナビノール)
植物の麻から採れる成分の一つ。精神活性作用があり、日本では違法とされている。
THCフリー
「THC(テトラヒドロカンナビノール)を含んでいない」という意味。THCを含む製品は日本では認められないため、THCフリーのCBD製品を使用するのが鉄則。
テルペン
テルペンは果物、野菜、ハーブなどに含まれる揮発性の物質。植物の麻(大麻)にも多く含まれる。
昆虫や草食動物から植物を守る役割があり、植物に独特な香りや風味を与えている。
人間の血圧を下げる、リラックスさせるなどの働きもある。
non-GMO
非遺伝子組み換え、つまり遺伝子組み換えされていないことを意味しており、遺伝子組み換え原材料を使っていない製品に記載されている。
フルスペクトラム
植物の麻の中に100種類以上あるカンナビノイド、ミネラル、ビタミン、テルペンなどが全て含まれている抽出物。フルスペクトラム CBDには日本で禁止されているTHCが含まれてしまうため、違法となり、所持や使用ができない。
ブロードスペクトラム
フルスペクトラムのCBDから、THCを除いたもの。
製品によっては、CBDに加えてCBD以外のカンナビノイドが一種でもあればブロードスペクトラムCBDとして販売しているものもある。
ベイプ(VAPE)
液体を熱して蒸気を吸い込み、香りなどを楽しむ電子タバコの一つ。
タバコのように口に加えて蒸気を吸って吐く。CBDリキッドにはニコチンが含まれてないので禁煙のために利用する人もいる。
ヘンプ(産業用大麻)
食用や、繊維をとるために栽培されている大麻。THC成分が0.3%未満の品種。
日本では、七味唐辛子、家畜飼料、しめ縄、相撲の化粧回し、衣料用繊維などに利用されている。
ヘンプシード(麻の種子/麻の実)
良質のタンパク質や脂質を多く含み、ミネラルが豊富なため、スーパーフードとしても注目度が高い。
ヘンプオイル
麻の種子(ヘンプシード)が原料。ヘンプシードオイルとも呼ばれる。
リノール酸、ビタミンE、カリウム、ナトリウム、マグネシウムなどの豊富な栄養素を含んでおり、スーパーフードとしても注目されている。精神活性作用はなく、オリーブオイルやココナッツオイルなどと同様に使用できる。
マリファナ
アサ科の植物、大麻草のうちTHC含有量が0.3%以上のもの。乾燥したものなどは、違法ドラッグとして世界中で厳しく取り締まられている。マリファナは、THCという成分が脳に作用することで、幻覚作用や多幸感をもたらす。