たくさんあるCBD製品の中でも人気のCBDリキッド。
好みの濃度や、豊富な種類のフレーバーから選べるなど、CBDオイルよりも使いやすいと好評です。

とはいえ初心者の方からすれば、使い方が分かりにくいと思われる方も多いかもしれません。
この記事では、CBDリキッドの正しい使い方効果的な吸い方、注意点について解説していきます。

この記事でわかること

・CBDリキッドとは?オイルタイプとの違い
・リキッドの種類
・使用前に準備するもの
・CBDリキッドの正しい使い方を順を追って解説
・CBDリキッドのメリット、デメリット
・効果が実感できない場合にチェックすべきポイント

CBDリキッドとは?オイルタイプとの違い

CBD製品でポピュラーなのは、「CBDオイル」と「CBDリキッド」の2つです。

CBDオイル

CBDオイルは、CBD成分とオリーブ、ココナッツなど植物性のオイルを合わせたものです。
主に口の中へ数滴垂らし摂取する「経口摂取」という摂取方法で使用します。

CBDリキッド

一方、CBDリキッドは、CBDが含まれたリキッド(液体状)タイプの製品で、基本的にVAPE(電子タバコ)やヴェポライザーといった加熱式タバコ(非燃焼タバコ)を使用して加熱し、発生させた蒸気を吸引し摂取します。

そのため、CBDリキッドを使用するためには、VAPEやヴェポライザーなどのデバイスが必要となります。

CBDリキッドの種類は4種類

CBDリキッドは大きく4種類に分けられ、その違いはCBDリキッドに含まれる成分です。
CBDリキッドは、濃度ではなく成分で選ぶと良いと言われています。

リキッドの種類

・単一CBD
・テルペン配合
・フルスペクトラム
・ブロードスペクトラム

単一CBD

CBDだけを分離し、純度99%の結晶にしたものを使用しているのが単一CBDです。

テルペン配合

CBDのほかに天然成分「テルペン」が配合されたもので、アントラージュ効果に大きな期待がもてます。

アントラージュ効果

麻に含まれるCBDなどのカンナビノイド、テルペンなどの植物成分を一緒に摂取することにより、それぞれの成分が相互作用して相乗効果を生むこと。

フルスペクトラム

CBDとテルペン類に加え、ほかのカンナビノイド(CBC、CBG、CBN、CBVなど)も含まれた製品です。

ブロードスペクトラム

前述のフルスペクトラムと同様、CBDとテルペン類に加え、ほかのカンナビノイドが含まれた製品のこと。
フルスペクトラムとは製法が違い、こちらは、特別な方法でTHCを除去するという製法です。

CBDリキッドの使用前に準備するもの

CBDリキッドを吸引するためには、加熱させてスチーム化させる必要があり、そのために事前に準備しなければいけない必須アイテムがあります。

お好みのCBDリキッド

まずCBDリキッドを準備します。
フレーバーの種類は豊富にあるので、いくつか試しながら、お好みのCBDリキッドを見つけてみてください。

ヴェポライザーもしくはVAPE

ヴェポライザーは価格の幅が広いため、つい安いものを買いがちですが、CBDリキッドの効果を得るためにはあまり安価なものは避けた方がよいでしょう。

使い捨てのCBDリキッドとヴェポライザーがセットになっているものもあるので、初心者の方はこちらから試してみるといいかもしれません。

リキッドの正しい使い方を順を追って解説!

初めての場合は、VAPEやヴェポライザーなどのデバイスの正しい使い方が分からず、苦戦する方もいるかもしれません。
CBDリキッドの正しい使い方を確認していきましょう。

まず知っておくべき2つのこと

●温度設定
CBDリキッドの正しい吸い方・使い方で重要なポイントになるのが、温度の設定です。
CBDの成分が加熱により気化し始めるのは160~180度くらいで、燃焼し始めるのは230度からです。そのため、ヴェポライザーの温度設定を220~225度までにしないと、燃焼されてしまいます。
また、火傷のリスクもあるので、温度設定には注意してください。

●CBDの最適な摂取量は1日25mg
リキッドによってCBD濃度が異なるため一概には言えませんが、一般的には1日あたり25mgが最適と言われています。
人によっても最適な摂取量は異なりますが、大抵の場合は効果が感じられると思います。

1.リキッドは使用前によく振る

CBD成分は性質上、容器の中で結晶化したり、分離したりすることがあるので、よく振ってから使用しましょう。
そのままでは、CBD成分がリキッドに混ざりきらないまま吸引する事になり、効果がでにくい可能性があります。

2.リキッドを注入する(※使い捨てやカートリッジタイプの場合は不要)

VAPEやヴェポライザーなどのデバイスを使用する場合、アトマイザー(CBDや香水類を入れるスプレー付き容器)にCBDリキッドを注ぎましょう。

アトマイザー中心部の穴にCBDリキッドが入ってしまうと、故障の原因になるので注意が必要です。

3.吸う前にしっかり息を吐く

CBDリキッドはしっかりと肺に溜めることが大事なので、肺に残っている空気をしっかりと吐き切り、溜める準備をしましょう。

CBDリキッドをより体内に吸収させるために、CBDリキッドのスチームを長い時間溜めておくのも良いです。

4.吸い込む

CBDリキッドを肺に溜める準備ができたら、ゆっくりとCBDリキッドを吸い込み、まだ吸い込む余力がある状態で止めます。
ミストを一気に吸うのではなく、ゆっくりと浅く吸い込みます。

勢いよく吸い込んでしまうと、むせてしまったり、リキッドが過熱され過ぎて口や喉を火傷してしまう可能性があるので注意が必要です。

5.肺に溜める

吸い込んだCBDの蒸気は、肺の中にできるだけ長く留めておきます。
CBDリキッドの蒸気は肺に溜めることで吸収され、最大限にCBD効果が発揮されます。

長く留めておくためには息を止めなければいけませんが、無理しない程度にしましょう。
何回かに分けて浅く息を吸い込むと長く息を止めることができます。

6.ゆっくり吐き出す

息を吐き出すまでの時間は、10秒程度を目安にゆっくりと吐き出します。
ゆっくり、じっくりと吸い込むと、より多くのCBDを吸収できます。

初心者の方で難しく感じる場合は、軽く吸引して肺に留める時間を長くするように意識すると、徐々に慣れていくでしょう。

CBDリキッドのメリット、デメリット

リキッドを使用するにあたり、メリットだけではなくデメリットも知っておく必要があります。

メリット

・リキッドはオイルより吸収率が高い
CBDリキッドは、「蒸気摂取」という方法で気化したミストを吸い込んで摂取します。
蒸気摂取は血管から直接CBDを吸収するため、オイルの摂取方法である経口摂取と比べてCBDの吸収量が1.5~4.0倍高いと言われています。

・フレーバーの種類が豊富
バニラや、チェリーやライムなどフルーツのフレーバー、そしてカンナビスという青臭く癖のあるフレーバーなど。
たくさんのフレーバーから選べる楽しみがあるのが、リキッドの人気のポイントでもあります。

デメリット

・強く吸い込むと喉を痛めてしまう可能性も
CBDリキッドは電子タバコで蒸気摂取するため、強く吸い込むと喉を痛めてしまうことがあります。

・咳き込むと効果半減
咳き込んでしまうとCBDリキッドの効果が大幅に減少してしまうので、非喫煙者の場合は特に効果が実感できない場合が多いです。

効果が実感できない場合にチェックすべき6つのポイント

もしCBDリキッドを使用して効果を実感できない場合は、正しい吸い方ができていないかもしれません。
正しい吸い方・使い方をするためのポイントを紹介します。

デバイスを見直す

VAPEやヴェポライザーは、選び方を間違えるとCBDリキッドの効果が得られなかったり、吸引した時に舌や喉に違和感を感じる場合があるので注意が必要です。

爆煙タイプのデバイスは避ける

口から煙を大量に吐く、いわゆる「爆煙」といわれる吸い方は正しい吸い方ではありません。

高温タイプのデバイスは避ける

高温タイプのデバイスはCBD成分が燃焼してしまい、効果がなくなってしいます。
温度管理機能が使えるデバイスがよいでしょう。

リキッド専用のデバイスを購入する

最近はネットショップでCBDリキッド専用のデバイスが販売されているので、そちらを購入するのもひとつの方法です。

非喫煙者はVAPE用のリキッドから慣れる

タバコや電子タバコを吸引した事がない方は、慣れるまでは咳き込んでしまったり、煙や蒸気を肺に入れる事が出来ない方もいます。
咳き込んでしまうとCBDリキッドの効果が大幅に減少してしまうので、効果が実感できない場合が多いです。
非喫煙者は、慣れるまではCBDリキッドではなく、VAPE用のリキッドを使用するのもよいでしょう。

タバコと同じように吸わない

他のリキッドやタバコを吸っていた方は、同じような吸い方で吸ってしまうと、CBD成分をうまく摂取できず効果が感じられないかもしれません。
CBDの蒸気はすぐに摂取されるものではなく、肺にしっかりしみ込ませるようにしないと吸収できないので、蒸気を吸ってから肺に10秒程度溜めてください。こうすることで肺の毛細血管から吸収され、体内に行きわたります。

まとめ

いかがでしたか?
CBDリキッドを吸引して摂取する方法は、オイルによる経口摂取よりも効果が高く、またオイルの味が苦手な方にはおすすめの方法です。
CBDリキッドの効果がしっかり得られるように、正しい吸い方でCBDの効能を感じてみてください。