美容・健康効果が注目されている話題のCBD(カンナビジオール)。
雑誌の記事やドラッグストアの売り場などで特集コーナーを見かけて気になった人も多いのではないでしょうか。
CBD製品の中で初心者でも手軽に購入でき、お菓子感覚で食べられることで人気なのが、CBDグミです。

この記事では、CBDグミとは何か?また、使い方(食べ方)選び方についてお伝えします。

この記事でわかること

・CBDグミとは
・CBDグミの効果と効能
・CBDグミの使い方(食べ方)
・CBDグミの選び方
・CBDグミの作り方
・CBDグミの注意事項

CBDグミの基礎知識~選び方・使い方の前にまず知っておきたいこと~

まずCBDとは、大麻草由来の成分で、その茎や種から抽出される成分です。
CBDそのものの詳しい説明は省略しますが、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

国内外で話題の『CBD』とは一体なに?

オイルやワックスなどいろいろな種類があるCBD製品の中で、CBDグミは「エディブル」=つまり食べられるCBDというジャンルになります。

特徴としては、グミをそのまま食べるだけなので、いつでもどこでも気軽にCBDを摂取できるという点があります。
人によっては、「CBDオイル独特の風味が苦手」「リキッドタイプは人目が気になる」ということもありますね。
その点、CBDグミは持ち運びもしやすく、扱いやすいという大きなメリットがあります。

CBDグミは合法?違法?

CBDグミの成分に関する話ですが、CBDグミといっても、普通のグミ同様に砂糖やコーンスターチ、ゼラチン、果汁、着色料などの原材料にCBDを加えたものです。
ただ、売られているものには様々な成分が含まれているので、食べる前にちょっと注意が必要です。
添加物や着色料であれば個人の好みの問題ですが、THC(テトラヒドロカンナビノール)が入っているものは日本では違法です。

海外の法律では一定のTHC含有量は認められていますが、日本では向精神作用があることから麻薬に指定されており、THCを輸入しようとすると逮捕される恐れがあります
その他にも、CBDグミから医薬品成分が検出されたこともあるので、できる範囲で見極める必要があります。

CBDに期待される代表的な効果・効能

CBDグミをはじめとするCBD製品には、次のような効果・効能が期待されます。

ストレス緩和効果/リラックス効果

私たちの脳内では、「セロトニン」という神経伝達物質が自然に生成されていますが、セロトニンが不足すると、ストレスや疲労、いらだち、不眠といった症状がみられます。

セロトニンが増えるのは日光浴や運動、食事、睡眠といった活動を通じてであり、それが結果的に、毎日のストレスや疲労、不快感の軽減につながっていると言われています。
CBDにも、体内のセロトニンの利用率を上げる効果があるため、ストレスの緩和やリラックス効果、睡眠の質向上などの複数の身体に良いことが期待できます

鎮痛効果

CBDは、その抗炎症作用が疼痛(神経の痛み)に効果があることで知られており、海外ではそのためのCBDを含んだ医薬品もあります。
グミを含めCBDを摂取することで、神経や関節などの炎症を抑え、痛みを軽減する効果があると期待されています

自律神経を整える効果

人の体内には、エンドカンナビノイド・システム(以下ECS)というカンナビノイドを合成分解するシステムが備わっています。このECSは、睡眠や食欲、気分など人の自律神経のバランスを自動で整える働きをしています。

ところが、ストレスや老化などで体内カンナビノイドは低下するため、そこで体調を崩したり、不調を感じたりするようになります。
この不足するCBDをグミで補うことで、本来の身体のバランスを取り戻すことが期待できます

食べ過ぎ注意!CBDグミの使い方(食べ方)や効果が続く時間は?

次に、CBDグミの使い方(食べ方)や注意点についてお話していきます。

使い方

摂取量

美味しくお菓子感覚で食べられるCBDグミですが、CBDを過剰摂取しないためにも、一回の決められた量を守りましょう
パッケージのラベルなどに1回/1日の食べる量などが書かれている場合もあります。
書かれていなければ、まずは1日25mgぐらいから始めるのが無難です。

効果の出方、持続性

CBDグミもCBDオイルと同じメカニズムで、グミからCBDが溶け出し体内に吸収されます。
効果が出るまで2時間、効果が続くのは4~6時間が目安とされます。

摂取タイミング

改善したい症状にもよりますが、夕食後や寝る前などのタイミングで食べるのがおすすめです。

食べ方のコツ

コツとしては、CBDグミを舌の下に入れて1分ほど転がし舐めるのが効果的といわれています。
また、CBDを初めて使う人はグミを半分にしたり4等分にしたりして少量から試し、慣れてきたら量を増やしてみるのもよいでしょう。

CBDグミを選ぶ6つのポイントをチェック!

通販サイトやお店のCBDコーナーにも様々なCBDグミが並んでいるので迷ってしまう人も多いかもしれません。
ここでは、CBDグミを選ぶ時の6つのポイントをご紹介します。

コスパで選ぶ(1粒あたりのCBD含有量と値段をチェック)

どのパッケージにも大きく書かれていますが、まずは1粒あたりにCBDがどれぐらい含まれているかチェックしましょう。
肝心のCBDが入っていない、あるいは量が少なすぎるのではその効果もあまり期待できません。

また製品の値段、個数から、一粒あたりの値段やCBD1mgあたりの値段も計算できるので、製品を比較してコスパがよい製品を選ぶのがよいでしょう。(CBD1mgあたり18~20円ぐらいが平均的な単価です。)

少量のものを選ぶ(お試し価格で売られている商品をチェック)

特にCBDを手軽に試すことができるのもCBDグミの魅力です。
「初めてで、どんなものかわからない」「安く試してみたい」「友達とワイワイ食べてみたい」という場合には、お試し価格で売られている少量のものを選ぶのも一つの選択肢です。

好みのフレーバーで選ぶ

フレーバーの種類が非常に豊富なのもCBDグミの特徴です。
CBDには特有の苦味があるため、サワーやチェリー、グリーンアップル、レモンといった具合に、甘酸っぱいものが多いです。
中には、一つの製品で複数のフレーバーが楽しめるものもあります。

海外ブランドで選ぶ(今のところは外国産がおすすめ)

国産と書かれているCBDグミでも、現状、日本ではCBD用大麻草を栽培し抽出することは禁止されているので、材料のCBDは、欧米からの海外輸入品になります。
国内製造と書かれていてもグミの製造とパッケージだけで、中には、製造実態が不透明なものもあるので要注意です。

ですので、結論としては、外国のブランドで知名度が高いものを選ぶことが無難と言えます。

添加物や砂糖が入っていないもので選ぶ

CBDグミの中には、添加物フリー、ノンシュガー、グルテンフリーといった健康への配慮がなされたものもあります。
また製品によっては、オーガニックの認証を受けているものもあるので、そうした製品を選ぶことも安心につながります。

成分の分析証明がなされた安心の製品を選ぶ

特にCBDは、その由来や製造過程で有害な重金属や農薬、医薬成分、THCといった異物が混入するリスクもあります
しっかりしたメーカーの場合、安全に細心の注意を払っており、消費者がそれを確認できるようになっています。
できれば販売元のホームページから製品の成分分析証明を確認しておくことがおすすめです。

実はCBDグミは作れる!手作りCBDグミの作り方

少し余談ですが、実は、CBDグミを手作りするという選択肢もあります。

材料と作り方

・CBDオイル
・ゼラチン(または寒天)
・ハチミツ(または砂糖)
・お好みのジュース

耐熱容器にジュースとゼラチンを入れて混ぜ、レンジで30~40秒温める。
ハチミツとCBDオイルを加え、さらにレンジで30秒温めてよく混ぜる。
型に流し、冷蔵庫で20分~40分ほど冷やせば完成!

もちろんCBDオイルを用意しなくてはいけませんが、難しいレシピではないので試してみるのもよいかもしれません。

子供がいる場合は保管場所に要注意!

CBDグミも普通のグミと変わらず、「直射日光・高温多湿を避けて保存」と特別なことはないのですが、一点だけ特に要注意なのが子供のいる家庭です。

CBDグミを喉に詰まらせる危険はもちろんですが、現状、子供とCBDの研究は不十分であり、摂取の安全性は保障されていません
CBDグミは、普通のグミと見た目も変わらず、カラフルで美味しそうなものがほとんどなので、間違いを避けるために必ず手の届かないところに保管しましょう。

CBDグミの効果でストレスのないライフスタイルに!

CBDグミについて、いろいろな角度から紹介してきましたが、最後にCBDグミの使い方と選び方についてまとめておきます。

・CBDには、リラックス効果、鎮痛効果、自律神経を整える効果がある

・CBDグミは、場所を選ばずCBDの効果を体感できる

・価格もCBDの初心者にやさしい

・CBDグミは、舌の下で1分ぐらい転がしてから食べるのがおすすめ

・選ぶポイントは、CBDの濃度、コスパ、フレーバー、添加物の有無など

これらのポイントをおさえて正しく使い、CBDグミの効果がより感じられるといいですね。